ワカバマークの実践広報お問い合わせ運営会社
実践!広報ツール制作塾

 

広報ツール制作時に起こる
よくあるトラブルと対処法

 色がおかしい

「想像していた色と完成品の色が違う」というのは、大変よくあるトラブルです。今回は、どうすれば、意図した色で表現できるかを考えたいと思います。

「想像していた色と完成品の色が違う」のはなぜ?

「想像していた色と完成品の色が違う」。その原因は簡単で、データが作られた環境と、データを表示する環境が違うことです。

例えば、もっとも身近な例で言うと、自分のパソコンで開いたデータと、他人のパソコンで開いたデータで色が違うという現象です。これは、パソコンのグラフィックボードやモニタ、データをモニタに表示しているアプリケーションなどの違いによるものです。

結論から言えば、こうした現象は避けられません。例えば、モニタに使われている液晶は、使われた時間によって性能が劣化し、表現できる色が変わってきてしまいます。また、データを画面に表示する機能を持つグラフィックボードも、メーカーによって色の表現が違います。

標準のカラースペースを使って、色トラブルを回避

では、どうすればいいでしょうか。

実は、こうした違いを吸収するために、色をどういう具合に表現するかというルール(カラースペース)が標準化されています。もっとも代表的なのが、デジタルカメラやWebサイトなどのデジタルデータの場合は「sRGB※1」で、日本の印刷の場合は「Japan Color※2」です。

デジタルカメラの上位機種では、Adobe RGBなどのカラースペースが使われることがありますが、一般的なPCのモニタのカラースペースはsRGBですので、Webサイトなどでは、sRGBを使った方が、意図に近い色表現を相手に伝えることができます。

※1 sRGB:Standard RGB。IEC(International Electrotechnical Commission、国際電気標準会議)が1998年10月に策定した、色空間の国際標準規格。CRTディスプレイの色表現をベースに、異なる環境間で色の再現性を確保するために定められた。
※2 Japan Color:ISO/TC130/WG1で策定された色再現に関する規格。実質は、日本印刷技術連合によって策定。現時点ではJapan Color 2001が一般的。

印刷物は「Japan Color」

印刷の場合は、印刷物という手に取って見られる形になるので、よりシビアです。印刷は、紙やインキの品質だけでなく、湿度などにも大きく影響を受けるため、同じデータを同じ印刷機で刷っても、完全に同じ色にすることは大変困難です。この上、印刷するデータのカラースペースが違うと、色のコントロールは不可能に近いものがあります。

では、印刷物の場合はどうすればいいかというと、印刷所に入稿するデータはどのカラースペースで作ればいいかを確認することです。一般的には、Japan Colot 2001ですが、さらに広告用か書籍用かなどの違いがありますので、きちんと確認することが重要です。

掲載テーマ

  1. 色がおかしい
  2. 文字がおかしい
  3. レイアウトがおかしい
  4. DTPデータに印刷会社が対応していない
  5. 文字コードが違う
  6. Wordで作ったデータを印刷したい