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 「すぐに役立つ!実践撮影セミナー(3)」レポート

 価値を伝える商品撮影(1)

2009年4月16日、東京・四ッ谷にて、第3回目の「すぐに役立つ!実践撮影セミナー」が開催されました。講師は、おなじみプロカメラマン中川カンゴローさん。雑誌や広告、PR誌などで精力的に活躍されている現役のカメラマンです。


撮影前に重要なことはいかにセッティングするか

セミナー3回目となる今回のテーマは「価値を伝える商品撮影(1)」。前回までの人物撮影とはテーマを変え、モノを撮影(物撮り:ぶつどり)します。今回は、次の3つのケースについて、撮影する際のポイントを解説していただきました。

  • 想定シーン1.書籍などの平面状のモノ
  • 想定シーン2.ボトルのような形状の光るモノ
  • 想定シーン3.スプーンやフォークなどの光るモノ

物撮りは、撮影するものをセッティングするところから始まります。どのように配置すれば、テーマに沿った写真が撮れるのか、光の当たり方、反射の仕方など、考えることがたくさんあって、けっこう時間がかかります。イメージ通りに撮るためには、セッティングが大きなポイント。きれいに見える配置には、ポイントもいくつかありますが、ある程度慣れも必要かもしれません。ここで重要なのは、どのような写真を撮りたいのか、しっかりとイメージしておくことです。そのイメージに従って初めて、モノを配置したり、光をコントロールできるからです。

最初のテーマは複数の書籍を組み合わせて撮影することです。試行錯誤しながら大きさの違う複数の本を配置して、ひとりづつ撮影。

ポイントのひとつめとして、物撮りの際は、望遠を使って撮影することが重要だということです。近づいて広角で撮ると、撮影対象の形が歪んでしまうからです。このとき、望遠だと手ブレの影響が大きくなるので、三脚などで固定する必要があります。


市販品を利用したプロの技を紹介

書籍に続いて、ボトルを撮影。ボトルの丸いガラスには、側面に周囲が写り込んでしまいます。このため、透明なコップの上にボトルを置いて下からの写り込みを抑えたり、よけいな光が入らないようにトレーシングペーパーで覆いをつくったり、白い板を立ててよけいな光を遮ったりします。また、卓上スタンドの蛍光灯を利用した照明で、撮影するものがきれいに見える位置に光を当てます。

このように商品に写り込む周囲のものや明るさなどを、どのようにコントロールするかが物撮りのポイントになります。下のボトルの撮影の例では、赤いシャンパンの色が映えるように、ボトルの真上より少し前の位置から、ボトルの後ろ側に向かってスタンドの照明を当てると、ボトルの透明感が出てきます。

また、透明なボトルの場合は、黒い紙で作った円柱を近くに置くと、ボトルのふちが際立って立体感が出てきます。


受講者の撮影写真(撮影者:田口裕子)

最後にスプーンやフォークの撮影。シルバーをきれいに見せるためには、光の反射だけでなく、黒を入れる必要があるということ。黒い紙などを上手に写り込ませることで、黒から白へのグラデーションが出て、高級感を表現できます。

物撮りでは、カッターやはさみ、テープなどの工作道具を片手に、トレーシングペーパーやケント紙などを切ったり組み合わせたり。人物撮影とはまた違った雰囲気でしたが、モノをきれいに撮る技術を一つひとつ解説しながら実践していただきました。

受講されたみなさま、お疲れさまでした!

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